先輩インタビュー
ドライバーとして活躍する小山さんが入社したのは10年前。出産を機にいったん退職し、3年前に復職。
現在は4トントラックでスーパーへの配送を担当しています。
戻りたいと思った職場環境と、ずっと続けたいと思ったドライバーという仕事について、伺いました。
2006年入社
株式会社パワード・エル・コム 小山真理子
2006年に入社して、4年間働いて、出産のために一度辞めました。息子が3歳になって、そろそろ働こうかなと考え始めたときに、「できれば戻りたい」と思ったんです。運送会社は不定休なので、子どものこともあるし…と相談したら、休みも配慮してくださると言われて。だったら、ぜひ戻らせてくださいとお願いしました。今は、出産前に働いていた部署にいます。人間関係も良かったので、またそこで働けるというのは気持ちがとても楽でした。
物流の仕事は、穴を開けるわけにはいかない。ドライバーが休みでも、トラックは走らせないといけません。それは分かっていても、子どもがいるとどうしても休まざるを得ないときもあります。そんなときに「代わり立てるからいいよ」と言ってもらえるのは、本当にありがたいです。部署のリーダーは、「学校行事とか言ってくれれば、休みを取れるように組むから」と言ってくれます。そういうふうに気を遣ってもらえると嬉しいし、働きやすいです。その分、会社にいるときはできる限りのことをやろうと思っています。
就職を考えたとき、室内でデスクワークをするよりも、外に出て動ける仕事がいいと思ったんです。もともと車も好きだったので、運送会社もいいな、と。正直に言えば、給与面で男女差がないことにも惹かれました。
トラックの運転は、それまでしたことがなかったし、初めて乗ったときは、普通の自動車よりも重いし、幅も長さも、軸も違うし、エンストもしました(苦笑)。当時、先輩女性ドライバーがいたので、一から全部教えてもらいました。しばらくしたら、楽しくなってきたんです。自分の性格に合っていたんでしょうね。今も「出社するのイヤだな」って思うことはないです。朝起きて、天気が悪いと「荷降ろしで濡れるのイヤだな」っていうのはありますけど。
トラックドライバーをやっているというと、「女性でトラック!?」って言われることもあります。でも、対お客様で考えると、笑顔とか声とか、女性というだけでちょっと明るい雰囲気になるので、好感触だと思います。荷降ろしなど力仕事もあるので、その部分はやる気と根気が必要ですが、重いものを運ぶとか、体力面とかは努力すれば後からついてきますから。
運んでいるのはお客様の荷物。何か失敗すれば、私にではなく、会社へのクレームになります。そういう点ではいつも気を引き締めていかないとと思っています。今まで事故もなく、続けてこられたのでこの先も、頑張っていきたいです。